荏原内科・外科クリニックの院長、小林です。
私は、東京女子医科大学病院、都立荏原病院という大きな病院で、外科医として、がん患者さんの治療を長年担当してきました。
大きな病院では、なかなか患者さん一人ひとりと密接に関わることができませんでした。手術が終わると、次の患者さんの手術という毎日で、予後を主治医として長期にわたって観察することもできませんでした。
そんななかで、私なりに地域医療の理想型を考え続けて、当クリニックを開院しました。
当クリニックは、患者さん一人ひとりを全人格的につかんで診療しています。
ご家族構成やご家族の病歴、生活環境などもおうかがいしながら、薬の効きのよさやお体の特性をつかんだ上での診療が可能になります。
一方で、大きな病院との連携を強く持つことで、手術が必要など、何かあった場合には、素早くよく知っている担当医に紹介できるようになります。
当クリニックは、地域のみなさまの医療の入口として、適確な検査と診断を行い、できることはクリニック内で対応する、できないことは信頼できる医療機関を紹介するという「道筋」をつける役割と使命を持っています。
その役割を全うすることにより、たくさんのみなさまに最適な医療を提供することができれば、と考えています。
当クリニックでは、その役割を果たすために、健診クリニックを併設しています。
各種健康診断、がん検診などに対応し、CTやMRI以外のほとんどすべての検査を行うことができるようになっています。
また、当クリニックの患者さんが高齢化したり、独居で通院が困難だったりする場合には、在宅訪問診療も行っています。在宅訪問診療は、他の病院で入院治療を終えた方にも幅広くご提供しています。
これから、高齢化が進んでいくに連れ、在宅訪問診療の果たす役割は大きくなると考えており、より多くの患者さんにご利用いただけるように充実を図っていく所存でもあります。
地域医療のベースとして、できる医療を全力でご提供するクリニック、荏原内科・外科クリニックをよろしくお願いいたします。
医療法人社団 健有会 荏原内科・外科クリニック
院長 小林秀規(院長・医学博士)